お見舞い
大変お世話になった方のお見舞いに行きました。
昨年の今頃だったか、突然に体調を崩されて入院、ようやく病状が落ち着いた最近でした。
ベッドでのお姿はとても大変そうでした。
しゃべることができない、体を動かせない。
話しかけると、おそらく目で合図をされたように感じました。
気持ちを伝えられないもどかしさ。動くことのできないつらさ。
私は健康は当たり前、ふつーのこと、と思っていますが、ほんのちょっとしたことで健康な状態はくずれます。
どれほど危ういところでバランスを取っていることか。
だから健康が有り難い、といっているのではありません。
生きていることは、微妙なありかたで、決して万全ではない。私は無常なる存在なのです。
それが崩れたからといって、だめになったと考えることは健康に対するおごりです。
私がどうあろうが、仏さまの働きは変わらないとは重々わかっているのですが、病の床にある方に、仏さまのお慈悲があることを。願わずにはいられません。